2018年6月5日火曜日

【映画】「君の名前で僕を呼んで」を観ました

             
久しぶりに劇場で映画を観ました。
イタリア、フランス、ブラジル、アメリカ合作。
監督はルカ・グァダニーノです。
1983年の夏、北イタリアの避暑地で家族と夏を過ごす17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会います。

エリオ役ティモシー・シャラメ。  とても美しい少年です。
ギーターとピアノがものすごく上手。

大学院生 オリヴァー役アーミー・ハマー
一緒に自転車で街を散策したり、泳いだり、午後を読書や音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオのオリヴァーへの気持ちは、やがて初めて知る恋へと変わっていきます。
眩しすぎる太陽の中で、恋に落ちるふたり、しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づき、やがて悲しい別れが…
と、よくあるパターンかと思いきや…

息子の愛を静かに認める両親。

美しく上品な母親。かなりのヘビースモーカー。

大学教授の父。
完全な脇役だと思っていましたが、オリヴァーが去り、失意にくれるエリオに掛ける言葉が秀悦…
父の言葉により、物語が深く展開します。
親として、人として素晴らしい。
文法的に似ているからかもしれないけど、物語中で、イタリア語、フランス語、英語、ドイツ語が流れるように自然に使い分けられている事に驚きました。
ヨーロッパの底力を見た気がしました。

エリオのガールフレンド。
本質を見抜くことができる賢い女の子です。
この物語、自己中心的な嫌な人が一人も出てこないところがとても良いです。
みんなが持てる精一杯の愛情を相手に注いでいる姿が清々しく美しいと思いました。
ボーイズ・ラブの話ですが、人の本質について考えさせられる、とてもいい映画です。
映画館って、男性二人で来ている人たちをあまり見ませんが、この映画だからか、
男性同士で見に来ている方たちが結構いました。
どんな感想を持つのかな?

0 件のコメント:

コメントを投稿