2018年2月9日金曜日

【マーガレット・アトウッド】「侍女の物語」を読みました

マーガレット・アトウッド代表作「侍女の物語」を読みました。
空恐ろしい物語でした。
舞台はギレアデ共和国。
近未来のアメリカにキリスト教原理主義勢力によって誕生した宗教国家です。
有色人種、ユダヤ人を迫害し他の宗派も認めない内戦状態にあり国民は制服の着用を義務づけられ、常に監視されています。まるで、どこかの国のようです。
逆らえば即座に処刑、あるいは汚染地帯にある収容所送りが待ちうけているという世界です。
生活環境汚染、原発事故、遺伝子実験などの影響で出生率が著しく低下し、数少ない健康な女性はただ子供を産むための道具として、支配者層である司令官たちに仕える「侍女」となるように決められています。

侍女制服。全身です。
余計なことは言わず、考えず、ただ妊娠する事だけが彼女たちに与えられた仕事です。
しかも、男の子を産んだほうが喜ばれる…

ゲームのような表紙。
恐ろしさがヒタヒタと近づいてくるような話ですが、引き込まれていきました。
この物語は、Huluで配信されています。
観たいなー。

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