インドって、最近はIT産業の成長が目覚ましかったり、どんどん近代化しているのだとばかり思っていましたが、昔ながらの伝統的な生活を丁寧に続けている方々もたくさんいるそうです。
外国からの資本の流入により本来のインドらしいバランスが崩れてしまう事を憂いている方も少なくないのだとか…
今回の展覧会のアーティスト、NSハシュラ氏もその一人なのでしょう、現代的な題材を多く扱いながらも、南インドの自然や伝統文化、人間と森羅万象が一体化した世界観や、世の不条理さが描かれているポップなのに不思議考えさせられる作品の数々が展示されています。
N・Sハルシャ展-チャーミングな旅
N・Sハルシャ展-チャーミングな旅
- ここに演説をしに来て
作品展のパンフレットや公式サイトにも登場する代表的な作品、2000人以上の様々な人種の老若男女が描かれています。ヒーローや動物、人じゃないものもみんな同じプラスチックの椅子に座っています。 黒い影は、邪悪な物の感じがします。
たくさんのミシンに色とりどりのミシン糸が絡まってゴチャゴチャになっている作品。
少し怖い感じです。
少し怖い感じです。
- ふたたび生まれ、ふたたび死ぬ
これもとても大きな作品です。一筆書きのようなつながりが生死の繰り返しを表しているのなら、私たちはこの中に描かれている小さな星の一つ一つか??
最後の作品は上を指差す猿達。
これからの私達が向かうべき方向を指し示しているようにも思えます。
これからの私達が向かうべき方向を指し示しているようにも思えます。
メッセージ性が強い作品なのですが、穏やかな色彩と、画風なので、それほど疲れません。
ハルシャ氏は、南インドのマイソールという場所にアトリエを構えているそうで、白檀の産地としても有名なんだそうです。
ミュージアム・ショップで、マイソールの白檀の石鹸を買いました。
頭を休ませ、深いリラックスがもたらされるそうです。
洗顔用にも使えるんだってー。
ミュージアム・ショップで、マイソールの白檀の石鹸を買いました。
頭を休ませ、深いリラックスがもたらされるそうです。
洗顔用にも使えるんだってー。